【症例報告】病院でリトルリーガーズショルダーと言われた方の話

症例報告投球障害編

リトルリーガーズショルダーって??

今回紹介するのはリトルリーガーズショルダーと病院で診断され、投球禁止を言い渡され来院された男の子の話です

 

リトルリーガーズショルダーは小学生の時期に発生する「骨端線損傷」というもの

 

成長期に特有の成長軟骨と骨の境目が投球動作の「捻じれ」によって損損され、場合によっては大きくズレる(すべる)こともあります

 

処置の基本は程度にもよりますが投球禁止。すべりが大きいケースでは6ヶ月程度の投球禁止になることもあります

 

しかし、整体だからこそできることもあります

安静にしてひたすら回復の時を待つのか、積極的に回復を図るのか??

少しでも早く回復させたいですよね

 

スポーツ専門医を受診してリハビリなどを的確に受けることが理想ですが、近隣にそういった医師がいない場合もあります

 

リトルリーガーズショルダーなどの投球障害では細かく体をチェックし、問題点を紐解いていくことで早期の回復、再発の防止が可能です

 

三玄堂ではリトルリーガーズショルダーをどのように考えて施術をしていくのか?

実際の施術例を取りながら紹介していますので参考にしてくださいね

 

問診(カウンセリング)

施術を行うにあたり、まずは詳しくお話をお伺いしていきます

 

9歳 男性(小学生) 野球チーム所属

 

主訴

右肩の痛み(リトルリーガーズショルダー)

3日前に投球時のコッキングで痛み

 

・整形外科でリトルリーガーズショルダーと診断。安静を指示

三角巾等での固定はしていない

レントゲン上では骨端線の拡大があると言われた

→1週間後に再検査の予定

・3週間前に左足首の捻挫をした

といったお話をお伺いできました

 

検査

次に検査です

 

◉検査

(座位)

左右骨盤の硬さ(+)

脊柱の動きは問題なし

上肢外転の硬さ(痛くてできない)

体幹の回旋の硬さ(−)

 

(仰臥位)

肩関節の動き(痛くてできない)

左股関節の硬さ(+)

→大腰筋の筋力は問題なし

その他筋力も問題なし

左仙腸関節の硬さ(+)

左足関節の硬さ(+)、横径(−)

 

(その他)

・肩関節周囲の自発痛(+)

・肩関節痛外転・内旋・外旋で痛み(+)屈曲でも(+)

・腫脹や内出血はなし

 

などを認めます

 

施術(調整)

では、調整内容です

 

◉調整

硬膜の調整

左股関節と仙腸関節の調整

左足首の調整

肩関節の調整

テーピング

などをおこないました

 

初診時は調整後に痛みあるものの外転・内旋・外旋ともに可動範囲が改善

2診目では痛みの存在が小円筋・大円筋・棘下筋部に限局

→施術後には参考可動域(一般に動かせる可動域)の8割をクリア

3診目ではほぼ痛みもなく可動域いっぱいに動かせるまでになりました

 

アドバイスとしては

・基本は医師の診断を優先すること

・腕を振ることで肩関節にも負担がかかるので運動は当面やらない

→結果的には2診目以降は動き回っていたそうです

子供は状態がよくなれば勝手にけっこう動いてしまうので制限は難しいです

・しっかりと睡眠時間を確保する

・足首の硬さやフォームについての提案

などのお話をさせていただきました

 

まとめ

 

今回のケースでとくに留意した点は2つ

  • 左足関節の捻挫で投球時の軸足での安定性に問題が生じていたこと
  • 右肩関節を回復しやすい環境にすること

です

 

まず、左足首を痛めたことが症状の発生に大きく影響しています。

右投げの彼は投球時に左足でしっかりと踏ん張ることができなかった。そのため、カラダを支えることができずフォームが崩れてしまったようです

 

コーチにもよく「もっと体全体で投げるように」と指導されていたようなので、フォームという「技術的な」観点も問題点として挙げられます

 

しかし、三玄堂で技術的指導をおこなうことはしません。

ご家族にも説明を行い、所属するチームの指導者からしっかりとフォームの修正を受けるようにアドバイスをさせていただきました

 

三玄堂はカラダの状態を良い方向へと調整する専門家です。野球の投球フォームの専門家ではありません。ゆえに、ムリに技術的な部分への介入はしないように心がけています

 

そして患部である右肩関節について

 

骨端線が拡大しているとのことだったので、関節の状態をできるだけ良い状態、回復しやすい状態にしておくことにフォーカスしました

 

調整後にいきなり動かせるようになるような、いわゆるゴッドハンド的なマジックではなく、ご本人の回復力を信じ、回復しやすい状態に調整をしただけです

 

つまり、3診目にはかなりの回復を見せたのはこの男の子自身の回復力のおかげ

さすが若い子供はスゴい!という感じですね

 

カラダの回復は施術ではなく、ご自身の回復力がなせる技です。施術はそのお手伝いでしかありません

 

確実にカラダの状態を良い方向へと導いていくことができればこのようにトントン拍子で良くなっていくこともあります

 

ただ安静にしているだけでなかなかよくならない方や薬や湿布でよくならない方も、諦める前にぜひご相談ください

 

本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました

一緒に「100年使える」ような元気なカラダを目指しましょう^^

 

三玄堂はあなたの「いつまでもやりたいこと」を全力でサポートします!!

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