腰痛の症例②

腰痛の症例をまとめました

腰痛=腰が悪いではない!?

わたしたち人間はどうしても症状のあると箇所が悪い部分だ、と認識してしまいます

しかし、これって腰痛においては勘違いであることも

 

打撲や捻挫など、痛めた瞬間がハッキリとした腰痛ならまだしも、

5年も10年も前からの腰痛となるとしっかりとした見極めが肝要になります

 

三玄堂での腰痛への考え方の詳しくは腰痛のページをご覧ください

 

三玄堂では腰痛に対してどのようなアプローチをしていくのか?

実際の施術例を取りながら紹介していますので参考にしてくださいね

 

症例1:歩き出し2,3分で腰が痛くなってしまう原因は…

患者さん

66歳 男性 無職

初回来院

平成28年12月15日

症状

腰痛の症状

高校生の時に走り幅跳びで腰を痛めて以来の腰痛

病院で分離症と診断されたが、ガマンしながら競技(器械体操)を続けていた

 

10年程前から右腰の具合がよくなかったが、気にせず放置していた

最近は腰の調子が悪く、2,3分歩くと痛みが出てきてしまう

※休みはせず、ガマンして歩いている

 

他には右耳の耳鳴りあり(20年前から)

病歴:前立腺がん(11年前。オペ)・狭心症(投薬中)・痛風

 

施術内容と経過

検査をすると

(座位)

脊柱 腰仙部(+)胸腰椎部(+)胸椎部(−)

PSIS 左(+)右(+)

腰椎階段状変形あり

 

(仰臥位)

仙腸関節 左(+)右(+)

股関節 左(+)右(−)→大腿外側面TLで(−)に

大腿外側面 硬さ(+)圧痛あり

フルスパイン:胸椎7番PRI

右下肢筋力低下あり

など

 

●調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 下肢の関節の調整(股関節・仙腸関節)
  • 内臓の調整(前立腺)
  • 筋肉の調整
  • 胸椎の調整

 

施術後は股関節・仙腸関節の硬さや座位での骨盤や脊柱の硬さが大きく改善

下肢もしっかりと力が入るようになり、初回の施術後としてはじゅうぶんですので初回はこれで経過をみることに

 

2回めの来院時に調子を聞くと、「かなり歩ける」とのこと

4回目の施術後にはほぼストレスなく動ける感触を感じておられました

 

考察

三玄堂では過去の病歴や手術歴など詳しくお話をお伺いしています

なぜなら、今回のように11年前に手術をした前立腺が関係することもあるからです

 

内臓のコンディションや機能低下は明らかにカラダに現れます

とくに男性には前立腺や生殖器系のコンディション低下の反応ポイントがあります

今回の大腿外側面もそのひとつ

 

ぜひ痛いところだけを見ず、カラダ全体を見てほしいと思います

時間軸的にも過去も現在も、未来も…

 

とても運動のお好きな方で、「もう一度テニスがしたい」と仰っていました

大丈夫。きっとその日はやってくるでしょう^^

 

症例2:左下肢に痺れをともなう腰痛患者さん

患者さん

43歳 男性 会社員

初回来院

平成28年11月10日

症状

症状

主訴は腰痛と左下肢痛

9月末から症状が強くなり、朝起きてからが辛かった

 

今は逆に夕方など疲れてくると症状。同じ姿勢でいるととくにつらい

20年前にぎっくり腰をしてから腰の調子が良くなく、数年前に手術(レーザー照射)

 

その後逆に調子が悪くなり整体や整形外科を転々としていたこともあった

 

施術内容と経過

検査をすると

(座位)

PSIS 左(+)右(−)

脊柱 下部(+)中部(+)上部(−)

胸椎部の硬さ(+)

立っていても座っても疼痛性の側湾がみられる

 

(仰臥位)

左腹部緊張(+)

恥骨 左(+)右(−)

仙腸関節 左(+)右(−)

内臓:左腎臓(亢進)→マヤズム(腎臓・結核)

胸椎:T5PRS

など

 

●調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 内臓の調整(腎臓)
  • 経絡の調整(腎経)
  • 自律神経の調整

 

施術後はカラダ全体の硬さや動きに改善が見られる

6回目の来院時にはそれまで痛そうだった立ち姿もスマートになり、ご本人も

「ほとんど気になりません」との一言をいただけました

 

考察

ヘルニアと病院で診断され手術をされた経験のある方に多くお会いしてきました

その殆どが共通して胸椎に硬さがみられます

 

これは硬い胸椎では腰を支えることができないことが原因ではないかと考察しており、

このケースではとても重要なアプローチポイントとなります

 

もうひとつ重要なのが腎臓の疲労からくるコンディションの低下

疲労した内臓をかばうように発生した歪みが、下肢痛へ発展していったようです

 

内臓疲労からの歪み=体力の低下と言えますので、1回での改善は容易ではありません

しかし、調整を重ねることでしっかり回復をはかることができました

辛抱が必要なこともありますが、諦めず頑張っていけたら必ずよくなります

  • このエントリーをはてなブックマークに追加