顎関節症の症例①

顎関節症の症例

症例1:今までに経験したことのないような顎の痛み

患者さん

37歳 男性 会社員(デスクワーク)

初回来院

平成29年1月30日

症状

症状

主訴は顎関節の咀嚼時の痛み

以前から

  • 噛み合わせの悪さ
  • 開口時の「ゴリッ」とした音

などに気づいていたが、痛みはなかったので気にせず活動していた

 

4日前に今までに経験したことのないような痛みが右顎に発生し、口が開けなくなって心配になり来院

今回を機に噛み合わせや「ゴリッ」とした音を気にせず生活できるようになりたい、とのこと

 

施術内容と経過

検査をしてみると

◆座位

脊柱の硬さ 上部胸椎(+)

上肢外転 左(+)右(+)

顎関節は開口しても指3本は入らない

顎関節の動き:左右でズレ、右側にクリック音

 

◆仰臥位

肩関節 左(+)右(+)

 

●調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 頚椎の調整
  • 頭(頭蓋骨)の調整
  • 経絡の調整(胃経・三焦経)
  • セルフケア指導

初回の施術後は開口時に4本指が入るまで開くようになり、

「口を開けてもかなり痛みがない」とご本人談

まだ動きにズレはあるが、次回に引き続き見ていくことで終了

 

2回めの施術時は痛みも開きづらさも改善されていて、ズレも小さくなっていた

ご本人も「かなり気にならない」とハキハキと喋っていたのが印象的でした

 

この日は動きのズレは経絡の調整で頚部の筋肉を緩めたところ一段とよくなったのであとはセルフケアをお伝えして終了となりました

 

考察

顎だけに限らず関係していたのは

  • 頭の筋肉
  • 頚椎のズレ
  • 上半身の硬さ

など多岐にわたっていました

 

頚椎のズレが自律神経にも影響し、カラダが緊張

その結果、噛み締めたり余計な力が上半身に入ってしまったのだと考えられます

 

今回のケースで最大のポイントとなったのは

顎だけでなく頚椎の調整や経絡を用いることでカラダの緊張がとれたこと

その結果、負担なく自然に顎の開閉が可能になったことと考察できます

 

症例2:子供に顎のズレを指摘された症例

患者さん

45歳 女性 主婦

初回来院

平成29年2月14日

症状

症状

主訴は顎のズレ。口を空けると右にズレる。

3年ほど前からクリックが気にはなっていた

 

証明写真を撮った際、子供に「顎がズレている」と指摘される

自身でも写真を見てズレに驚き、解決策を求め来院

 

普段口の開閉で強い痛みはなし

耳鳴りがたまにある

肩こりあり→何度かムチウチ既往あり

 

施術内容と経過

検査結果

◆座位

上肢外転 左(+)右(+)

顎関節:開口すると右にズレる右側にクリック音

頚部動きに硬さあり(ロックはなし)

 

◆仰臥位

頭蓋骨:蝶形後頭底結合

ストレスで反応

 

◆立位

重心バランスに崩れ

 

●調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 頚椎の調整
  • 頭(頭蓋骨)の調整
  • 顎関節の調整
  • 立位バランスの調整
  • セルフケア指導

初回の施術後は開口時にまっすぐ開くようになる

クリックは多少あるものの痛みや違和感はなし

 

1週間後に2回目の調整。その後1ヶ月で4回の調整。

現在はほぼ開口時のズレもクリックもなし

あとはこの良い状態が維持できれば問題がないと判断

 

問題点はストレスで反応する点

聞いてみるとご主人が病気で生活に制限があるとのこと

ストレスで自然に食いしばりや足に力が入ってバランスが崩れると判断

これらが顎のズレに影響をしていると考えられます

 

考察

今回のケースで大きかったのはストレスからのバランスの崩れ

つまり、顎だけの問題ではなかったのですね

 

イメージとしてはこんなフローです

ストレスでカラダに力が入る

立位バランスが崩れる

補正をかけるので蝶形骨に歪み

顎がズレる

 

顎がズレるからと言って、顎だけを見ないことがポイント

全身をみることで問題点がハッキリと出てくる好例でした

 

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