股関節痛の症例②

股関節痛の症例をまとめました

症例1:病院で検査を受けたが異常なしと言われた股関節痛

患者さん

9歳 男性 小学校4年生

初回来院

平成29年2月17日

症状

股関節痛の症状

昨年5月(8ヶ月前)から右股関節に痛みが発生

年明けからに痛みが強くなり階段も介助が必要になる

→学校も母親が一緒に行っている

 

歩行は足を引きずる感じで足が挙げられない

現在では左股関節も痛くなり病院で検査をうける

異常はなく、股関節炎ではないかと言われるが湿布をしてもよくならない

このままでは不安なこともあり、解決策を求め来院する

 

股関節を痛めるようなハッキリとした発生機序に憶えはなし

 

施術内容と経過

検査内容と結果

◆座位

座位での硬さに問題はなし

腰仙部過可動性ぎみ

 

◆仰臥位

股関節屈曲痛(++)

SLR:自動で左右ともに30度で痛み(+)

多動でも同様。30度で痛み(+)

鼠径部圧痛:左右ともに(+)

筋力検査:大腰筋・大腿四頭筋などは股関節の痛みのためできず

 

調整ポイント

◆初回〜2回目

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 股関節の調整
  • 足回りの調整

 

◆3回目以降

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 経絡の調整
  • 股関節周りの筋肉の調整(カウンターストレイン)

などを中心に施術

 

初回の施術では痛みは若干の軽減も股関節の可動域制限や歩容は変わらず

3回目の施術で股関節周囲の筋肉を徹底的にアプローチしたところSLRや股関節の屈曲に変化が出始める

 

 

効果のあった股関節周囲へのアプローチを継続した結果、6回目の施術時には痛みもなく普通に歩くことができるようになる

 

日常生活で問題はないため、施術はこれで一旦終了

痛みが再び出ることがないか、様子を見ることに

念のため自宅でのセルフケアを指導

 

考察

今回は初見時の痛みや可動域制限も強く長期化が懸念されました

しかし、彼は根気よくこちらのチェックに付き合ってくれました

そのおかげで、効果的なアプローチポイントを見つけることが出来ました

 

どんな施術をするか?より大切なことはどこにアプローチするか?

見当違いな施術を重ねてもカラダはなかなかよくなりません

 

三玄堂の基本方針のひとつに検査8割施術2割という言葉があります

検査・チェックに時間をかけ、しっかりとポイント探っていきます

 

病院で異常なし、と言われても諦めるのは早いかもしれません

じっくり時間をかけて探していけば見つかるものがあるかもしれませんよ

 

※口コミサイト「エキテン」にも施術の感想をいただきました

詳しい感想はコチラ:「オススメします」

 

症例2:股関節が外れる感じがする患者さん

患者さん

52歳 女性 絵画教師

初回来院

平成29年1月12日

症状

症状

数か月前から股関節が外れるような感じ

→硬くて足を閉じることができない

階段の昇降が続くとたまに痛みがあり

 

その他既往歴:肩こり、たまに頭痛

病歴:潰瘍性大腸炎

薬:降圧剤(高血圧)

 

施術内容と経過

検査をすると

(座位)

PSISの硬さ 左(+)右(−)

脊柱 腰仙部(−)胸腰椎部(−)胸腰椎(+)

上肢外転 左(+)右(+)

頚部偏位あり

胸椎タイト

頚部回旋制限あり

 

(仰臥位)

左股関節屈曲制限(+−) 痛みはなし

仙腸関節 左(+)右(−)

股関節 左(−)右(−)

 

(神経チェック)

アレルギー反応(金属)

糖質過剰(小麦粉)

がみられました

 

●調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 神経の流れの調整(アレルギー・糖質過剰)
  • 下肢の関節と筋肉の調整
  • 頚椎の調整
  • 頭蓋骨(側頭骨)の調整

施術後は股関節の屈曲がスムースになり、座位での硬さも大きく改善

 

3回目の施術前のチェックでは「股関節の外れるような感じはない」とのことでした

かなり順調に回復しました

 

考察

今回のケースで大きなポイントとなったのは

  • 問題点をご本人が気づき、日常生活から蹴ることができた

ことに他なりません

 

整体でカラダを調整することはもちろん重要です

しかし、今回のケースはご自分で

小麦粉の取り過ぎはときに腸など内臓への負担を大きくする

という問題に気付き、日常から

  • パン・麺類を控える
  • 揚げ物(パン粉)を控える

などの努力をされてきました

 

その結果が早期での改善に繋がったのだと考えます

最後にカラダを治すのはご自身のカラダです。いちばんのスーパードクターはあなたのカラダの中にいます

 

三玄堂はそのスーパードクター出動のお手伝いしているにすぎません

 

●症例3:足の付根と股関節の痛みは首が原因だった

患者さん

15歳 中学生 サッカー(クラブ)

初回来院

平成29年2月27日

症状

症状

主訴は股関節周囲の痛み。脚の付け根から下腹部が痛い

 

1週間ほど前からサッカーの練習中に痛みだし、徐々に増悪

→安静にすることで少し寛解

 

現在は走ると痛みと違和感あり。ジャンプやもも上げは問題なし。

小さい頃に鼠径ヘルニアと停留精巣の既往あり

 

施術内容と経過

検査内容と結果

 

◆仰臥位

右股関節開拝制限あり

右股関節:屈曲痛(+)

恥骨:右恥骨の上方偏位

腹直筋:筋緊張(+)→SLRで反応

頚部ROM:ロック

 

股関節痛ROMに硬さあり(左右)

 

◆調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 頚部の調整
  • 股関節(恥骨)の調整

施術後には股関節の開排制限もなく、屈曲もラクにできるように

頚部を調整したところ、恥骨の偏位も矯正されバランスは整いました

 

考察

今回のケースは

頚部のアンバランスが腹筋の緊張を引き起こし股関節に影響した

と考えられます

 

私たちの筋肉は単独でなく隣接した筋肉の多くは連動しています

この連動にはいくつかのパターンがあり、アナトミートレインなどと云われ臨床でよく活用されています

 

カラダの前面にはフロントラインという、首から足までの連動性があります

まさに今回のケースがピタッと当てはまるラインですね

結果として、このライン上にある問題点にアプローチしたことが奏功しました

 

サッカーの激しい練習で頚部に疲れや緊張が出ていたのでしょう

それが腹筋から恥骨までを引っ張ってしまい、症状へ発展した

そう考察できます

 

学生アスリートは練習時間も回数も非常に多いです

高校サッカーだと多いところではJリーグ並の試合数をこなすとか…

ですので何より大切なことは日々のメンテナンスです

 

まずはシンプルにストレッチやアイシングからでも効果はじゅうぶん

自分のカラダは自分で大切にできるといいですね

股関節の痛みについて詳しくはこちら

股関節の痛み

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