夜中に動悸で目が覚める原因は?ストレスや自律神経との関係を解説

夜中や明け方に、心臓がバクバクして目が覚めると不安になることはありませんか。寝ている時の動悸は、ストレスや自律神経の乱れで起こることもありますが、不整脈など心臓の病気、睡眠時無呼吸症候群、カフェインや飲酒、睡眠不足が関係する場合もあります。胸痛、強い息苦しさ、失神しそうな感じ、脈の乱れがある場合は医療機関で確認してください。

夜中に動悸で目が覚めるのはなぜ?

夜中に動悸で目が覚める原因は一つではありません。ストレスや自律神経の乱れで心拍を強く感じることもあれば、不整脈、睡眠中の呼吸の乱れ、生活習慣が関係していることもあります。

 

寝ている時の動悸が一度でも強く出ると、「また目が覚めるのでは」と不安になり、眠る前から体が緊張しやすくなる場合もあります。

ストレスや自律神経の乱れ

ストレスや睡眠不足が続くと、自律神経のうち体を活動モードにする交感神経が高ぶりやすくなります。交感神経が優位になると、心拍が速くなる、呼吸が浅くなる、汗をかく、体に力が入るといった反応が現れます。

眠る前や睡眠中は、本来は体が休息に向かいやすい時間です。しかし、仕事や家庭の悩み、強い緊張、慢性的な疲労が残っていると、寝ているあいだも体が十分に落ち着きません。その結果として、夜中に動悸で目が覚めてしまうことがあります。

ストレスを抱えている人は、寝る直前まで考えごとをする、スマホを見続ける、背中が丸まり胸まわりがこわばるといった状態になりがちです。こうした姿勢や緊張の積み重ねが呼吸を浅くし、寝る前の動悸を意識しやすくさせます。

不整脈など心臓の病気

夜中の動悸は、ストレスだけでなく、不整脈など心臓由来の症状として現れることもあります。

不整脈には、比較的心配の少ないものもあれば、検査や治療が必要なものもあります。脈が飛ぶ感じ、急に速くなる感じ、不規則に打つ感じ、しばらく続く動悸がある場合は、心電図やホルター心電図での確認を検討してください。

胸の痛み、強い息苦しさ、冷や汗、失神しそうな感じを伴う場合は、内科や循環器内科で相談してください。

睡眠時無呼吸症候群が関係する場合

睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりすると、体が酸素不足に近い状態になります。閉塞性睡眠時無呼吸では、こうした呼吸の乱れによって睡眠中に目が覚めやすくなるとされています。

いびきが大きい、寝ている時に呼吸が止まっていると言われる、朝起きた時に頭が重い、日中の眠気が強い場合は、睡眠時無呼吸症候群が関係している可能性があります。

夜中に動悸だけでなく息苦しさでも目が覚める、寝ても疲れが取れない、日中に強い眠気があるという場合は、睡眠外来や耳鼻咽喉科、呼吸器内科への相談を検討してください。

カフェイン・飲酒・睡眠不足の影響

寝る前のカフェイン、飲酒、喫煙、夜更かしも、夜間の動悸に関係することがあります。カフェインは心拍や血圧、不安感、睡眠障害に関わる場合があるため、夕方以降にコーヒーやエナジードリンクを飲む人は注意が必要です。

 

飲酒は寝つきをよく感じさせることがありますが、睡眠の質を下げたり、夜中に目が覚めやすくしたりすることがあります。寝ている時の動悸が気になる場合、寝酒を習慣にしていないかも見直したい点です。

 

睡眠不足が続くと、自律神経やホルモンの働きに影響し、体が回復しにくくなります。慢性的に短時間睡眠が続いている人は、生活リズムを確認しておくとよいでしょう。

すぐ受診した方がよい危険サイン

夜中に動悸で目が覚めると、ストレスや自律神経の乱れを疑う人が多いです。ただし、危険な症状を伴う場合は、セルフケアより医療機関での確認を優先してください。

胸痛、強い息苦しさ、失神感、脈の乱れ、繰り返す動悸は、見逃さない方がよいサインです。

胸痛・強い息苦しさ・失神感がある

動悸と一緒に、胸の痛み、締めつけられる感じ、強い息苦しさ、冷や汗、吐き気、失神しそうな感じがある場合は注意が必要です。心臓や呼吸器などの病気が隠れている可能性があります。

 

特に、これまで経験したことがない強い症状、安静にしても治まりにくい症状、短時間で悪化する症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。救急相談窓口や救急受診が必要になる場合もあります。

 

強い胸痛や息苦しさがある時は安全を優先してください。一人で判断しにくい場合は、家族や周囲に状況を伝えることも大切です。

動悸を何度も繰り返す・脈が不規則

夜中の動悸が何度も起こる、数分以上続く、脈が飛ぶ、脈がバラバラに乱れる感じがある場合は、検査を検討したほうがよいでしょう。症状が出ていないときの心電図だけでは分からないこともあるため、必要に応じて長時間の記録が可能な検査を行います。

MSDマニュアルでも、動悸の診断では症状が出ている時の心電図記録が重要とされています。受診時には、いつ起きたか、何分続いたか、脈は速かったか不規則だったか、一緒に出た症状は何かを伝えると、状況を整理しやすくなります。

心臓、甲状腺、貧血、薬、カフェイン、アルコールなどが関係していることもあります。繰り返す動悸を自己判断で放置するのは避けてください。

ストレスや自律神経で動悸が起こる仕組み

医療機関で大きな異常がないと言われた場合でも、夜中の動悸がつらいことはあります。その場合、ストレス、自律神経、呼吸、睡眠前の緊張が関係している可能性があります。

交感神経が高ぶると心拍が上がりやすい

交感神経は、体を活動しやすい状態にする働きを持っています。緊張したときに心拍が速くなる、汗をかく、呼吸が浅くなるといった反応は、この交感神経の働きによるものです。

日中のストレスが強いと、夜になっても体が活動モードのまま残ることがあります。寝る前に仕事のことを考え続けている、悩みごとで頭が休まらない、肩に力が入っている状態では、眠ってからも心拍を強く感じやすくなります。

動悸が気になるときは、心の不安だけでなく、体そのものが緊張したままになっていないかにも目を向けてみてください。

寝る前・夜中に動悸を感じやすい理由

夜は静かで刺激が少ないため、心拍や呼吸など体の感覚に意識が向きやすくなります。日中なら気にならない程度の心拍でも、寝る前や夜中には強く感じてしまいます。

眠りが浅いタイミングや明け方に近い時間帯は、体が少しずつ覚醒に向かうため、心拍の変化がより気づかれやすくなります。睡眠中も自律神経やホルモンは働き続けており、こうした生理的な波が心拍の感じ方に影響します。

頻繁に起こる、強い症状を伴う、日中にも動悸があるという場合は、確認が必要です。

不安が動悸をさらに強く感じさせることもある

動悸で目が覚めると、「心臓が悪いのでは」「このまま倒れるのでは」と考えてしまうことがあります。その不安で呼吸が浅くなり、ドキドキをさらに強く感じてしまう場合もあります。

夜中に一人で目が覚めたときは、こうした不安がとりわけ大きくなりやすく、体の感覚に意識が集中しがちです。不安が呼吸を浅くし、その呼吸の浅さがまた動悸を意識させる、という悪循環が起きやすい時間帯といえます。

強い症状がなければ、まずは危険サインの有無を確認したうえで、体を起こす、部屋の環境を整える、症状をメモするなど、できることから落ち着いて対応してみてください。

動悸で目が覚めた時の対処法

夜中に動悸で目が覚めた時は、慌てて原因を決めつけるより、安全確認と落ち着くための行動を分けて考えるとよいです。危険サインがある場合は医療機関への相談を優先します。

 

症状の記録を残しておくと、受診時に役立ちます。

まず安静にして呼吸を整える

動悸で目が覚めたら、まず体を起こし、楽な姿勢をとります。無理に大きく息を吸おうとせず、ゆっくり吐くと呼吸を整えやすくなります。

肩や首に力が入っている場合は、少し力を抜き、足裏や布団に触れている感覚に意識を向けてみます。体の感覚をひとつずつ確認していくと、不安の考えに引きずられにくくなります。

胸痛、強い息苦しさ、失神感がある場合は、呼吸法だけで様子を見てはいけません。安全を優先し、迷わず医療機関や救急相談を利用してください。

水分・体勢・室温を整える

脱水気味、寝室が暑い、寒暖差が大きい、寝具が合わないなどの不快感で、夜中に目が覚めやすくなることがあります。動悸が強くない場合は、少量の水分をとる、楽な体勢に変える、室温を整えるなども選択肢です。

 

寝苦しさがあると、呼吸が浅くなり、動悸や不安感を強く感じることがあります。首まわりが詰まる服や、胸を圧迫する姿勢で眠っていないかも確認してみてください。

 

症状が強い、繰り返す、他の症状を伴う場合は、医療機関での確認が安全です。

夜間の動悸を防ぐために見直したい生活習慣

ストレスや自律神経が関係している場合、夜間の動悸は睡眠前の過ごし方で変わることがあります。すぐに完全になくすというより、体が落ち着きやすい条件を増やすことが現実的です。

寝る前のカフェイン・飲酒・スマホを控える

夕方以降のカフェインは、眠りにくさや心拍の感じやすさにつながる場合があります。コーヒー、緑茶、紅茶、エナジードリンクをよく飲む人は、時間帯と量を見直すとよいでしょう。

 

飲酒は寝つきをよく感じさせても、夜中に目が覚めやすくなることがあります。動悸で目が覚めることが続く場合、寝酒を控えることも選択肢です。

 

スマホやパソコンの光、寝る前の仕事の連絡、強い情報刺激も体を休息モードに切り替えにくくします。

睡眠リズムを整える

睡眠リズムを整えるには、寝る時間だけでなく起きる時間をそろえることも大切です。朝に光を浴びる、休日も大きく寝坊しすぎない、昼寝を長くしすぎないといった工夫が効果的です。

慢性的な睡眠不足は、日中の眠気や集中力低下だけでなく、自律神経の働きにも影響します。睡眠時間が足りているか、眠りが浅くなっていないかを確認してみてください。

いびき、息苦しさ、日中の強い眠気がある場合は、睡眠時間だけでなく睡眠の質にも目を向けてください。睡眠時無呼吸症候群が疑われるときは、医療機関に相談しましょう。

三玄堂でできる身体面からのサポート

夜中に動悸で目が覚める場合、動悸そのものだけでなく、普段の姿勢や骨格のバランス、身体の緊張状態も関係していることがあります。三玄堂では、自律神経失調症の不調に対して、姿勢や骨格のバランス、栄養、メンタルの3つの側面から状態を確認しています。

 

寝る前に背中が丸くなる、胸まわりがこわばる、肩に力が入りやすい状態が続くと、呼吸が浅くなり、休息モードに切り替わりにくくなることがあります。三玄堂では、夜中の動悸を直接治すというより、身体にかかる負担を見直し、落ち着いて休みやすい状態を目指すサポートを行います。

姿勢や骨格のバランスを確認する

三玄堂では、姿勢の悪化、カラダのゆがみ、関節の硬さ、筋力の弱化などを確認し、身体に余計な負担がかかっていないかを見ていきます。姿勢や骨格のバランスが崩れると、首肩や背中、胸まわりに力が入りやすくなり、呼吸のしづらさにつながる場合があります。

 

夜中の動悸に不安がある人は、日中から背中が丸くなりやすい、座っていると胸が縮こまる、眠る前も身体の力が抜けにくいといったサインが出ていることがあります。こうした身体の状態を見直すことが、睡眠前の緊張を減らす手がかりになります。

夜中の動悸は、姿勢や骨格だけで説明できるものではありません。睡眠不足、食事の偏り、疲労、ストレス、不安感などが重なることで、寝ている時の心拍や呼吸の変化を強く感じやすくなることがあります。

 

三玄堂では、身体の状態に加えて、食生活や栄養の過不足、ストレスのかかり方、日常の過ごし方も確認します。横浜・戸塚周辺で自律神経の不調に悩み、夜中の動悸だけでなく、姿勢の乱れや身体のこわばり、疲れやすさが気になる場合は、身体面と生活面から相談できます。

三玄堂での自律神経失調症に対する考え方や施術内容は、自律神経失調症の詳しい施術内容はこちらで紹介しています。

自律神経失調症 | 横浜戸塚の整体「はりきゅう・整骨院三玄堂

まとめ

夜中に動悸で目が覚める原因は、ストレスや自律神経の乱れだけではありません。不整脈など心臓の病気、睡眠時無呼吸症候群、カフェイン、飲酒、睡眠不足などが関係する場合もあります。

 

胸痛、強い息苦しさ、失神感、脈の乱れ、頻回の動悸がある場合は、医療機関での確認を優先してください。危険な症状がない場合は、睡眠前の習慣や、身体が緊張しやすい状態になっていないかを見直すことも大切です。

 

寝る前の過ごし方、姿勢や骨格のバランス、食事、ストレスの状態を分けて確認すると、夜間の動悸にどう向き合うかを整理しやすくなります。不安だけで抱え込まず、安全確認と日常の見直しを分けて考えることが大切です。

この記事を書いた人

嘉村

嘉村佳紀(かむらよしき)

柔道整復師

横浜市出身

大手整体院グループを経て2023年に三玄堂に入職

丁寧な施術と豊富な知識で患者さんの信頼を得る。得意な症状は自律神経系や頚部疾患

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