立ち上がった瞬間にクラッとする、目の前が暗くなる、ふらついて座り込んでしまう。こうした立ちくらみが頻繁に起こると、「自律神経が乱れているのでは」「貧血なのでは」と不安になることありませんか?
立ちくらみは、自律神経の働きが関係して起こることがあります。ただし、原因は一つではなく、貧血、低血圧、脱水、睡眠不足、起立性調節障害、耳や脳、心臓の病気などが関係する場合もあります。
立ちくらみと自律神経の関係、貧血との違い、何科に相談すべきかを整理し、三玄堂でできる身体面のサポートも紹介します。
立ちくらみが起こる仕組み
立ちくらみは、立ち上がったときに一時的に脳への血流が足りなくなり、ふらつきやめまいのような感覚が出る状態です。特に、寝起き、長く座った後、入浴後、食後、疲れている日などに起こりやすい傾向があります。
自律神経は、血管の収縮や心拍、血圧の調整に関わっています。
立ち上がったときに血流が追いつかない
横になっている状態や座っている状態から急に立ち上がると、重力の影響で血液が下半身に集まりやすくなります。その結果、一時的に脳へ届く血流が減り、クラッとする、目の前が暗くなる、ふらつくといった立ちくらみが起こることがあります。
通常は体がすぐに調整し、脳への血流を保とうとします。しかし、疲労や脱水、睡眠不足、体調不良があると、この調整が追いつきにくくなる場合があります。
自律神経の乱れ
自律神経は、自分の意思とは関係なく心臓や血管、呼吸、内臓の働きを調整している神経です。立ち上がったときには、血管を収縮させたり心拍を調整したりして、血圧が急に下がりすぎないように働きます。
この働きが不安定になると、立った瞬間の血圧や血流の調整がうまくいかず、立ちくらみが起こりやすくなることがあります。
自律神経の乱れで立ちくらみが起こりやすくなる理由
自律神経の乱れで立ちくらみが起こりやすくなる背景には、ストレス、睡眠不足、生活リズムの乱れ、姿勢や呼吸の影響などがあります。複数の要因が重なって症状が出ることがあります。
ストレスや緊張が続いている
ストレスや緊張が続くと、体は交感神経が優位な状態になりやすくなります。交感神経は活動するときに働く神経で、緊張状態が続くと、体が休まりにくくなります。
この状態が続くと、呼吸が浅くなる、首肩に力が入る、眠りが浅くなるなどの変化が出て、めまいやふらつきにつながる場合があります。
睡眠不足・生活リズムの乱れ
睡眠不足や昼夜逆転が続くと、自律神経の切り替えが乱れやすくなります。朝に体が活動モードへ入りにくくなり、起き上がったときにだるさやふらつきが出ることがあります。
特に、寝る時間が毎日大きく違う、朝食を抜く、夜遅くまでスマホを見る、休日に昼過ぎまで寝るといった生活が続くと、体内リズムが不安定になりやすいです。立ちくらみが毎日続く人は、睡眠時間だけでなく、起床時間や食事のリズムも確認しておきましょう。
姿勢・骨格の乱れ
長時間のスマホ姿勢やデスクワークが続くと、背中が丸まり、骨盤や背骨まわりの動きが硬くなりやすくなります。胸まわりが縮こまると呼吸が浅くなり、体が緊張した状態から抜けにくくなります。
立ちくらみを姿勢や骨格だけで説明することはできません。ただ、睡眠不足やストレスに加えて、姿勢の崩れ、体のゆがみ、関節の硬さ、筋力の弱化がそろうと、自律神経に負担がかかりやすくなります。
立ちくらみの原因は自律神経以外にもある
立ちくらみは自律神経の乱れで起こることがありますが、それだけが原因とは限りません。貧血、低血圧、脱水、栄養不足、起立性調節障害、耳・脳・心臓の病気など、幅広い原因を考える必要があります。
頻繁に起こる場合や、いつもと違う症状を伴う場合は、医療機関への相談も考えましょう。
貧血・低血圧・脱水
立ちくらみと貧血は混同されやすい症状です。貧血は血液中の赤血球やヘモグロビンの問題で酸素を運ぶ力が不足し、息切れ、疲れやすさ、顔色の悪さなどを伴うことがあります。一方、立ちくらみは立ち上がったときの血圧や血流の変化で起こる場合があります。
低血圧や脱水でも、立ち上がったときに血流が保ちにくくなり、ふらつきが出ることがあります。暑い日、汗をかいた日、食事量や水分量が少ない日、入浴後に起こりやすい場合は、脱水症状や血圧低下も考えられます。
起立性調節障害
子どもや学生で、朝起きられない、午前中に不調が強い、立つと気分が悪くなる、動悸や頭痛がある場合は、起立性調節障害が関係することがあります。起立性調節障害は、自律神経による血圧や心拍の調整がうまく働きにくくなることで起こる不調です。
午後になると動ける日があるため、周囲から怠けと誤解されることもあります。しかし、体の調整機能が関係している場合があるため、本人の気持ちだけで判断しないことが大切です。
耳・脳・心臓などの病気
立ちくらみのように感じていても、実際には耳のめまい、脳の病気、心臓や血管の問題が関係している場合もあります。回転するようなめまい、耳鳴り、聞こえにくさがある場合は耳の問題も考えます。
胸痛、強い動悸、息苦しさ、失神、ろれつが回らない、片側のしびれ、激しい頭痛などを伴う場合は注意が必要です。このような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
立ちくらみが頻繁に起こるときの対処法
立ちくらみが頻繁に起こるときは、まず転倒を防ぐことが大切です。クラッとしたときに無理に歩き続けると、転んでけがをする可能性があります。
立ち上がる動作をゆっくりにする
急に立ち上がらず、段階を分けて動くことが大切です。寝起きはすぐに立たず、布団やベッドの上で足首を動かし、上半身を起こし、座ってから立つようにします。
長時間座った後も、立つ前に足を動かす、深呼吸をする、手すりや壁に手を添えるなど、転倒予防を意識します。クラッとしたら無理に進まず、座るかしゃがむようにしましょう。
水分・塩分を意識する
脱水症状や血圧低下が関係している場合、水分補給を取ることで落ち着く場合があります。朝起きた後、入浴前後、運動後、暑い日は特に水分が不足しやすいため、こまめに取ることを意識しましょう。
塩分については、体質や持病によって注意が必要です。高血圧、腎臓病、心臓病などがある方、医師から塩分制限を受けている方は、自己判断で塩分を増やさず医師に確認してください。
睡眠と生活リズムを整える
自律神経の切り替えを整えるためには、睡眠と生活リズムの見直しも重要です。起きる時間をできるだけ一定にする、朝に光を浴びる、朝食を取る、夜遅くのスマホを控えるなど、体が朝に活動しやすい流れを作ります。
一度に変える必要はありません。毎日のように立ちくらみがある人は、起床時間、水分、朝食のどれか一つから整える方が続けやすいです。
姿勢と呼吸を見直す
長時間座る姿勢やスマホ姿勢が続く人は、背中が丸まり、胸まわりが硬くなりやすいです。胸まわりの動きが小さいと呼吸が浅くなり、体が休まりにくい状態につながることがあります。
強いめまいや吐き気があるときに、無理なストレッチをする必要はありません。症状が落ち着いている時間に、背中を伸ばす、肩を軽く動かす、ゆっくり息を吐くなど、負担の少ない方法から見直すと取り入れやすいです。
三玄堂でできる身体面からのサポート
三玄堂では、横浜・戸塚周辺で立ちくらみや自律神経の不調に悩む方に対して、姿勢や骨格のバランス、栄養、メンタルの3つの側面から状態を確認しています。戸塚の整骨院として、立ちくらみの原因を断定するのではなく、身体にかかる負担や生活背景を整理することを大切にしています。
姿勢や骨格のバランスを確認する
姿勢が崩れると、背中や胸まわりが硬くなり、呼吸が浅くなりやすいです。三玄堂では、姿勢の悪化、カラダのゆがみ、関節の硬さ、筋力の弱化などを確認し、身体が緊張しやすい背景を見ていきます。
立ちくらみは貧血、低血圧、脱水、耳や脳、心臓の病気などでも起こるため、整体だけで判断するものではありません。そのうえで、長時間の座り姿勢、スマホ姿勢、骨盤や背骨まわりの硬さが気になる場合は、身体面から見直す余地があります。
栄養とメンタルも含めて見直す
立ちくらみが出やすい背景には、水分不足、食事の偏り、睡眠不足、ストレスなどが重なっていることがあります。三玄堂では、施術だけでなく、栄養の過不足やメンタル面の負担も含めて確認します。
日常生活では、朝食を抜きやすい、疲れているのに休めない、不安や緊張で体に力が入りやすいといった状態も、自律神経に負担をかける要因になります。姿勢や骨格だけに偏らず、体の状態を広く見直すことで、日常を過ごしやすくするサポートを行います。
三玄堂での自律神経失調症に対する考え方や施術内容は、自律神経失調症の詳しい施術内容はこちらで紹介しています。
まとめ
立ちくらみは、自律神経の乱れが関係して起こることがあります。立ち上がったときに血圧や血流の調整が追いつかないと、クラッとする、目の前が暗くなる、ふらつくといった症状が出る場合があります。
ただし、頻繁に立ちくらみが起こる原因は自律神経だけではありません。貧血、低血圧、脱水、起立性調節障害、耳・脳・心臓の病気なども関係するため、症状の出方や一緒に出ている症状を整理することが大切です。
失神、胸痛、強い動悸、息苦しさ、しびれ、ろれつの異常、激しい頭痛などがある場合は、医療機関への相談を優先してください。横浜・戸塚周辺で自律神経の不調や立ちくらみに悩み、姿勢や骨格、栄養、ストレスの影響も気になる場合は、ぜひ三玄堂にご相談ください。
この記事を書いた人
嘉村佳紀(かむらよしき)
柔道整復師
横浜市出身
大手整体院グループを経て2023年に三玄堂に入職
丁寧な施術と豊富な知識で患者さんの信頼を得る。得意な症状は自律神経系や頚部疾患
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