腱鞘炎の症例①

腱鞘炎の症例

症例1:生後6ヶ月の子供を抱きかかえられない両手の腱鞘炎

患者さん

32歳 女性 会社員(育休中)

初回来院

平成28年11月26日

症状

腱鞘炎の症状

生後6ヶ月の子供を授乳する際に抱っこすると手首に痛みを覚える

はじめは左手だけだったが右手も痛くなり病院へ

→腱鞘炎と診断され、湿布を出されるがラクにならず…

 

現在は

  • 子供を抱きかかえるとき
  • 箸を使うとき
  • ズボンを履くなどの更衣時

に痛みがある

 

施術内容と経過

検査をすると

 

(座位)

上肢外転 左(+)右(−)

脊柱 腰部(−)胸腰椎部(−)上部胸椎(+)

 

(手首周囲のチェック)

右:拇指背屈で痛み(+)、フィンケルシュタインテスト(+)

左:拇指背屈・内転で痛み(+)、フィンケルシュタインテスト(+)

さらに長母指伸筋腱でも痛み(+)

 

(自律神経チェック)

肝経

第6チャクラ

で反応あり

 

調整は

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 経絡の調整(肝経)
  • 手首周囲の調整(腱・関節)
  • 自律神経の調整

などをおこないました

 

2回めの調整でかなり腱の硬さをとることに成功

3回目の施術前には「ほとんど痛くない」というところまで回復しました

考察

今回のケースでは両手が腱鞘炎というとてもたいへんな状態

でも、産後のお母さんにはコレ、よくある話だったりします

 

腱鞘炎の多くは、ただ単に手首周りの問題だけではありません

このケースで言えば、座位での上肢外転での硬さや脊柱の硬さも問題となります

 

どうしても痛みのある患部だけに目が行ってしまいがちですが、調整は全身から行います

それに加え、患部の調整もしっかり行うことで、今回は順調に回復することができました

 

赤ちゃんを授乳する際に抱っこができないのはとてもツラいことだと思います

なんとか少しでもラクになれば…と想い施術にあたりました

 

痛みをガマンしながら授乳したりせず、ぜひ一度ご相談していただけたら、と思います

 

症例2:両手首の痛み。リハビリでもよくならないママさん

患者さん

42歳 女性 教師(育休中)

初回来院

平成29年2月4日

症状

症状

主訴:両手拇指の腱鞘炎

整形外科でリハビリを受けていたがよくならず、家族の勧めで来院

 

主な症状は

  • 拇指外転で痛み
  • 手首の回外が痛くてできない
  • 起床時手指のこわばりを感じる

など。3月末に出産し子供を抱っこする機会が多い

 

施術内容と経過

●検査内容

◆座位

PSISの硬さ 左(+)右(+)

脊柱 腰仙部(+)胸腰椎移行部(+)上部胸椎(+)

上肢外転 左(+)右(+)

 

◆仰臥位

左右拇指:フィンケルシュタインテスト(+)

手関節回外で痛み 右<左で痛み強い

スクリーニングでは左右とも長母指外転筋で(+)

ストレス反応:左腸骨筋・左仙腸関節→交感神経

 

●調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • ストレスの調整
  • 腱(長母指外転筋)の調整

施術後にはフィンケルシュタインテストも陰性。回外もできるようになる

座位での硬さは残存していたが、2回めの施術でこれもかなりの改善を認める

 

あと数回の調整を重ねること、適切なセルフケア指導をすることでお子さんを抱っこしても大丈夫になるでしょう

 

考察

ママさんの腱鞘炎の多くが短母指伸筋か長母指外転筋に問題があります

これは痛みのある動きに対するスクリーニングで確認ができます

 

今回のケースでは両側とも長母指外転筋でした

この長母指外転筋へのアプローチが早期回復のポイント

 

整形外科でのリハビリや整骨院での電気治療、筋肉のマッサージでなかなかよくならない…

そんなときは三玄堂のアプローチが必ずやお役に立つでしょう

 

症例3:産後から続く腱脱臼を伴う腱鞘炎

患者さん

32歳 女性 会社員(育休中)

初回来院

平成29年3月17日

症状

症状

主訴:両手拇指の腱鞘炎

1年前(産後)から痛みがあり、左だけだった痛みが右にも発生

右の拇指は動かすと腱が外れるような動き(腱脱臼)をする

痛みの程度は左右差なく、ほぼ同じ程度

 

5月より育休も終わり、職場復帰する予定

それまでに問題を解決したく来院

 

施術内容と経過

検査内容と結果

◆座位

脊柱の硬さ 腰仙部(−)胸腰椎移行部(−)上部胸椎(+)

上肢外転 左(+)右(+)

肩関節屈曲 左(+)右(+)

フィンケルシュタインテスト 左右ともに(+)

右拇指は外転・伸展すると腱が逸脱しようとする動きあり

 

◆仰臥位

前腕屈筋群・伸筋群ともに硬さ(+)

スクリーニング:左は長母指外転筋。右は長母指伸筋で(+)

 

調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 前腕筋群の調整(カウンターストレイン)
  • 腱(長母指外転筋腱・長母指伸筋腱)の調整

2回目の施術で左は痛みもほぼ気にならない程度に。右は痛みと外れる感じ

3回目・4回目の施術では前腕の筋群の緊張を中心に調整

4回目の施術後には右の拇指を動かしても外れる感じがない状態

 

手を動かすことに抵抗や不安感がかなり薄れてきたためセルフケアを指導

このまま順調にいけば仕事復帰しても問題なく動かせるでしょう

 

考察

多くの腱鞘炎の施術では腱の調整が活躍します

今回のケースでも左手は腱の調整が著効しました

しかし、右手の腱脱臼には腱の調整だけでは不十分でした

 

そこで前腕の筋群の緊張に着目し調整することにフォーカス

その甲斐あって、4回の調整でそれなりの成果を挙げることができました

 

このように、ひとことで腱鞘炎といっても状態は人それぞれ

アプローチすべき場所は検査を通じて広くチェックしてみないとわかりません

今回もこの検査の精度が結果に繋がったものと考えています

 

腱鞘炎について詳しくはこちら

腱鞘炎

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