股関節痛の症例①

股関節痛の症例をまとめました

問題は股関節だけではありません

股関節痛は三玄堂に来られる患者さんが多く訴える症状のひとつ

  • 階段の昇り降りでつらい
  • 寝返りをうつと痛くて目が覚めてしまう
  • 靴下を履く際に痛くてつらい

など日常生活での制限をよく耳にします

 

三玄堂では股関節痛だとしても全身の状態をチェックします

なぜなら股関節だけに問題があることは少ないから

 

今までに股関節以外に問題がなかったというケースは一度もありません

では股関節痛がある方はどんなところに問題が現れているのか?

 

三玄堂で実際に施術をした症例をご紹介しますので参考にしてくださいね

 

症例1:病院で変形性股関節症と診断された左股関節痛

患者さん

54歳 女性 介護職員

初回来院

平成28年10月14日

症状

股関節痛の症状

2年前に整形外科でレントゲンを撮り、変形性股関節症と言われた

 

現在は階段の登りや歩き始め、起床時に右股関節に強い痛みあり

歩き疲れて股関節が痛くなることはもっと前からあった

 

鍼治療にも通っていたが、遠くまで通えないのとなかなかよくならないこともあり来院

施術内容と経過

検査をすると

(座位)

PSISの硬さ 左(+)右(+)

脊柱 腰仙部(+)胸腰椎部(+)胸腰椎(+)

上肢外転 左(+)右(+)

 

(仰臥位)

頚椎(C2)偏位

右股関節屈曲制限

仙腸関節 左(+)右(+)

股関節 左(−)右(+)

胃の周囲に緊張

がみられました

 

調整は

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 経絡の調整(任脈・胃経・心経)
  • 神経の流れの調整(チャクラ・光・ストレス)
  • 下肢の関節と筋肉の調整
  • 頚椎の調整

などをおこないました

 

施術後は右股関節の屈曲制限も和らぎ、座位での硬さも大きく改善されたので初回は終了

2回目以降は胃から由来する緊張やゆがみの影響が考えられたので胃を中心にアプローチ

3回目の施術後には股関節の動きが大きく改善し順調な回復を見せています

 

考察

今回のケースは病院で変形性股関節症と言われています

全体を見てみると、カラダの歪みもあれば頚椎の偏位(ズレ)がありました

胃の不調によるカラダの歪みや硬さも影響していました

 

股関節だけに囚われず全体からバランスを整えていき、負担が股関節に集中している状態からうまく解放していくことで軽快していくでしょう

症例2:股関節が外れる感じがする患者さん

患者さん

52歳 女性 絵画教師

初回来院

平成29年1月12日

症状

症状

数か月前から股関節が外れるような感じ

→硬くて足を閉じることができない

階段の昇降が続くとたまに痛みがあり

 

その他既往歴:肩こり、たまに頭痛

病歴:潰瘍性大腸炎

薬:降圧剤(高血圧)

 

施術内容と経過

検査をすると

(座位)

PSISの硬さ 左(+)右(−)

脊柱 腰仙部(−)胸腰椎部(−)胸腰椎(+)

上肢外転 左(+)右(+)

頚部偏位あり

胸椎タイト

頚部回旋制限あり

 

(仰臥位)

左股関節屈曲制限(+−) 痛みはなし

仙腸関節 左(+)右(−)

股関節 左(−)右(−)

 

(神経チェック)

アレルギー反応(金属)

糖質過剰(小麦粉)

がみられました

 

●調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 神経の流れの調整(アレルギー・糖質過剰)
  • 下肢の関節と筋肉の調整
  • 頚椎の調整
  • 頭蓋骨(側頭骨)の調整

施術後は股関節の屈曲がスムースになり、座位での硬さも大きく改善

 

3回目の施術前のチェックでは「股関節の外れるような感じはない」とのことでした

かなり順調に回復しました

 

考察

今回のケースで大きなポイントとなったのは

  • 問題点をご本人が気づき、日常生活から蹴ることができた

ことに他なりません

 

整体でカラダを調整することはもちろん重要です

しかし、今回のケースはご自分で

小麦粉の取り過ぎはときに腸など内臓への負担を大きくする

という問題に気付き、日常から

  • パン・麺類を控える
  • 揚げ物(パン粉)を控える

などの努力をされてきました

 

その結果が早期での改善に繋がったのだと考えます

最後にカラダを治すのはご自身のカラダです。いちばんのスーパードクターはあなたのカラダの中にいます

 

三玄堂はそのスーパードクター出動のお手伝いしているにすぎません

 

三玄堂の想い

股関節の不具合のせいで

  • できれば手術だけは避けたい…
  • 股関節が痛くなければ旅行にもいけるのに…
  • 大事な試合があるのに股関節が痛くて…
  • 股関節の痛みのせいでプレーができない…

など、老若男女問わず多くの方が悩まれています

 

三玄堂では股関節だけでなく、全身から股関節痛を紐解いていくことで

やりたいことを思い切り楽しめるカラダ」をめざします

 

股関節の痛みで日常生活に支障を感じていたり、ガマンしていることがある方はぜひ一度ご相談ください。三玄堂がきっとあなたのお役にたちますので大丈夫です^^

 

本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました

一緒に「100年使える」ような元気なカラダを目指しましょう^^

 

三玄堂はあなたの「いつまでもやりたいこと」を全力でサポートします!!

●症例3:足の付根と股関節の痛みは首が原因だった

患者さん

15歳 中学生 サッカー(クラブ)

初回来院

平成29年2月27日

症状

症状

主訴は股関節周囲の痛み。脚の付け根から下腹部が痛い

 

1週間ほど前からサッカーの練習中に痛みだし、徐々に増悪

→安静にすることで少し寛解

 

現在は走ると痛みと違和感あり。ジャンプやもも上げは問題なし。

小さい頃に鼠径ヘルニアと停留精巣の既往あり

 

施術内容と経過

検査内容と結果

 

◆仰臥位

右股関節開拝制限あり

右股関節:屈曲痛(+)

恥骨:右恥骨の上方偏位

腹直筋:筋緊張(+)→SLRで反応

頚部ROM:ロック

 

股関節痛ROMに硬さあり(左右)

 

◆調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 頚部の調整
  • 股関節(恥骨)の調整

施術後には股関節の開排制限もなく、屈曲もラクにできるように

頚部を調整したところ、恥骨の偏位も矯正されバランスは整いました

 

考察

今回のケースは

頚部のアンバランスが腹筋の緊張を引き起こし股関節に影響した

と考えられます

 

私たちの筋肉は単独でなく隣接した筋肉の多くは連動しています

この連動にはいくつかのパターンがあり、アナトミートレインなどと云われ臨床でよく活用されています

 

カラダの前面にはフロントラインという、首から足までの連動性があります

まさに今回のケースがピタッと当てはまるラインですね

結果として、このライン上にある問題点にアプローチしたことが奏功しました

 

サッカーの激しい練習で頚部に疲れや緊張が出ていたのでしょう

それが腹筋から恥骨までを引っ張ってしまい、症状へ発展した

そう考察できます

 

学生アスリートは練習時間も回数も非常に多いです

高校サッカーだと多いところではJリーグ並の試合数をこなすとか…

ですので何より大切なことは日々のメンテナンスです

 

まずはシンプルにストレッチやアイシングからでも効果はじゅうぶん

自分のカラダは自分で大切にできるといいですね

はりきゅう・整骨院三玄堂