【症例報告】歩き始めがつらい足底筋膜炎は多汗症が関係??

臨床報告足底筋膜炎編

手のひらや足の裏の汗と足底筋膜炎が関係??

今回ご紹介するのは足底筋膜炎でお悩みの患者さんの話です。ただ、同時にこの患者さんは「手のひらと足の裏によく汗をかく」という特徴がありました

 

足底筋膜炎になった場合、安静にすることや、足の筋肉の張りをやわらげたり、というアプローチが一般的です

 

しかし、そんな一般的なアプローチをしてもなかなかよくならない…という方が三玄堂にはよく来院されます。それでも、多くの場合が施術を通じてしっかりと改善を図ることができています

 

ここでのポイントは全身の状態をこと細かに診ていくこと。結論から言うと、この患者さんも原因となっていたのはストレスや神経系のバランスの問題でした

 

三玄堂は足底筋膜炎をどのように考えて、どこを診て、どのように施術をしていくのか?

実際の患者さんの例を取りながら紹介していますので参考にしてくださいね

 

問診(カウンセリング)

施術を行うにあたり、まずは詳しくお話をお伺いしていきます

 

52歳 女性 主婦(休職中)

◉主訴:両側足底筋膜炎

2ヶ月前から痛みがあり、主に立ち上がり時と歩きははじめの痛みが強い

 

Q.2ヶ月前やそれ以前にとくに変わったことはしたか??

・バレーボールを久々にしたが、そんなにハードにはやっていない

・痛みが出る前まではライブに行き、よくジャンプをしていた

→その影響か、足をつることが多かったので漢方を飲んだ→改善した

 

運動をやめたら痛みが鎮まるわけでなく、かといって運動をするとひどくなるわけでもなく、改善策を知りたいこともあり来院

 

今は足の痛みもありバレーボールを休んでいるので、よくなったらバレーボールを再開したい

 

Q.ストレスはあるか?

→家族の介護

 

既往歴

右半月板損傷。

トランポリンで背中を痛めたことがある→重いものをもつと痛みを感じることがある

 

病歴

多汗症で手掌と足底に汗をよくかく

→靴下に汗がにじむ程度。手掌も汗を目で確認できる

 

検査

次に検査です

 

◉検査

(座位)

PSISの硬さ 左(+)右(+)

脊柱の硬さ 上部胸椎(+)

外転での硬さ 右(+)

左頚部筋緊張(+)

上部胸椎タイトネスあり

 

(仰臥位)

・下肢の関節をチェック

仙腸関節 左(+)右(+)

股関節 左(−)右(−)

膝関節 左(−)右(−)

足関節 左(−)右(−)

 

(その他のチェック)

拇趾背屈筋力(np)

右肋骨硬い、左肋骨柔らかい

頭重い

腓腹筋硬い

足底部圧痛(+)

頚椎チェック→C2左偏位

 

施術(調整)

では、調整内容です

 

◉調整

・キネシオロジーという検査を用いてチェック

→多汗症と足底筋膜炎はリンクするか?→yes

どちらから調整?→足底から

・カラダ全体のエネルギーの調整(経絡の流れ)

第6チャクラが関連

下垂体で反応

ストレスで反応

ここまでの調整で座位での硬さはほぼクリア。仙腸関節の硬さは残存

 

その後、

・頚椎の調整

・硬膜の調整

・下肢のバランスの調整

などを行い、調整後に歩き始めた際の痛みはなし。足底部の圧痛もほとんどない状態に

座位でのPSISや外転、脊柱の硬さもほぼクリア

 

初回はこれで様子見ということで終了。2回目はさらに深掘りをしていくこと、カラダの状態をみながら必要な調整を行っていくことを提案

 

足底筋膜炎になった原因としては、調整したポイントを用いて、

  • 第6チャクラ:脳や視床下部や下垂体といったカラダの機能に重要な器官
  • 下垂体:多くのホルモンの働きをコントロールする部位
  • ストレス

が関係があることをお伝えしました

 

2回めの施術前のカウンセリングでは

痛みが徐々に弱まっていくのを実感している

前回の施術後から噛み締めがなくなった。ストレスがあったのだと思う

とのお話をいただき、顎関節も再度チェック

 

顎関節の動きにもバランスの崩れが見られたため調整を行い、カラダの状態はより良い方向へ引き上がっていくのを確認

 

3回めの施術ではさらに、立った際のバランスや足に負荷のかからない立ち方のアドバイスを行いました

 

まとめと考察

今回のケースでも見られたのが足底筋膜炎とストレスの関係。

以前にも同じようなケースがあったことからも、これは無視できないものと考えます

【症例報告】マッサージでも中敷きでも良くならい足底筋膜炎の原因は

 

この患者さんの場合は手掌や足底に異常に汗をかいてしまうという、

  • 手掌多汗症
  • 足底多汗症

と呼ばれるものではないか?と三玄堂では考えました

※病名・症状名は医師がつけるものであり、三玄堂で診断を下すことはできません

 

調べていくと、これら多汗症もまたストレスが強く関係するとのこと。

足底筋膜炎になる以前から多汗症の傾向はあったことを考えると、痛みや症状のない、カラダ全体がトータルで健康な状態になるためにはストレスをなくしていくことが重要と考えます

 

三玄堂のコンセプトは

やりたいことを思い切りできるカラダつくり

 

痛みをとる、しびれをなくす、といった症状を解決することであなたが楽しく、自分らしく毎日を送れるようになれるようサポートしていきます

 

もしあなたが足底筋膜炎による痛み思うようにラクにならないのなら、ぜひ三玄堂にご相談ください。三玄堂がきっとあなたのお役にたちますので大丈夫です^^

 

本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございました

一緒に「100年使える」ような元気なカラダを目指しましょう^^

 

三玄堂はあなたの「いつまでもやりたいこと」を全力でサポートします!!

はりきゅう・整骨院三玄堂