



そもそも「シンスプリント」とは?

シンスプリントの定義は「地面を蹴るような動作の繰り返し(オーバーユース)による下腿(ふくらはぎやすね)の疼痛や違和感のこと」を指します。
走ったり、ジャンプしたりの繰り返しを多く行うスポーツをされている方、とくに練習量の多い学生さん(中学生から高校生)に多く見られます。
昨今はマラソンブームを背景に、大人の方のシンスプリントも増加傾向にあり、決して子供だけがなるものでもありません。
大抵が安静にしていれば痛むことはなく、運動をすると痛みを感じるため、練習を休む→症状が落ち着く→復帰する→また痛みが出るの繰り返しで悩まされることが多いケガでもあります。
まだ「シンスプリント」という言葉は聞いたことはあっても、病態の理解はまだまだ。
三玄堂に来院される方でも、ただすねが痛いとの訴えだけで来院されるケースは少なくありません。
学生を中心にコーチなど指導者や保護者も含め、シンスプリントについての理解を深めていくこともシンスプリントの早期治療、早期改善には不可欠と考えられます。
シンスプリントの主な症状は
- 走って足をつくと痛い
- 触ると痛い
- ジャンプした瞬間に痛い
という動かした際の痛みにはじまります。
ひどくなると安静にしていても痛い場合や骨の奥に鈍い痛みを感じる場合がもあります。
重症度の判別と鑑別診断
シンスプリントは「一般型」と「重症型」の2つに分類されます。
一般型と重症型の違いは単純に痛みが強いか弱いか、の違いではありません。簡単にまとめるとこのようになります。
一般型 | 重症型 | |
復帰までの期間 | 平均3週間程度 | 平均2〜3ヶ月 |
片足ジャンプ | 踏み切り時に痛み | 着地時に痛み |
レントゲン | くるぶし近くに異常 | 異常はみつからない |
MRI | 筋肉や骨膜に反応 | 骨髄に反応 |
関節の動き | 股関節の内旋傾向 | 股関節と足首が硬い |
足のアーチ | アーチが低くなる傾向 | 異常はあまりない |
メカニズム | 筋・腱の障害 | 骨の代謝の障害 |
治療 | 競技の休止はなくてもOK | 競技の休止が必要 |
参考:スポーツトレーナーマニュアル(南江堂)
あくまでも文献上の統計ですが、これを見てわかることはシンスプリントの特徴が一般型と重症型で非常に異なる部分が多いということです。
レントゲンだけでは異常がみられない場合もあるし、症状が出る場面も異なります。
そのため、素人判断はせず、シンスプリントかも?と感じたら必ず専門医の診察をうけることをおすすめします。
一般的なシンスプリントの原因と対処法

主な原因は「オーバーユース」
シンスプリントの主な原因はオーバーユース(使いすぎ)。
とくに地面を蹴るような動作で使われる底屈筋群(膝から下の筋肉)がポイントです。
シンスプリントの多くは長趾屈筋という筋肉と後脛骨筋という筋肉の2つが交差している場所に症状が起こります。
この2つの筋肉が負荷の連続で硬くなり、動きが鈍くなってしまうことが原因です。
環境的要因との関連性
他にも環境的要因が強く影響し、
- 靴の問題:靴が合わない、柔らかすぎる
- 地面の問題:硬い地面(アスファルト、冷えて硬い土など)
- 技術的な問題:ランニングフォームなど
などの問題も考える必要があります。
また、シンスプリントは青少年期の運動をしている方がほとんどですが中でも中学1年生・高校1年生・大学1年生などに多く見られます。
これは小学校→中学校、中学校→高校と練習のレベルや量が変わるのに伴いカラダへの負担が増えるからです。
そのため、上級生になってシンスプリントになる選手は減少傾向にあります。
これは体力も筋力もありますし、技術的にも成長して余裕があることがうかがえます。
このようなシンスプリントに対し、病院などでは主に物理療法やマッサージやストレッチ。
場合によっては足底板などの装具療法や運動療法などが行われます。
しかし、これらのアプローチの多くは症状として起きている問題に対するものです。
マッサージやストレッチで固くなった筋肉を解すことも重要ですが、それだけでは不十分なケースも少なくありません。
なぜならシンスプリントをしっかり改善へ導くためには症状と原因双方へののアプローチが必要だからです。
抱えている問題を的確に把握し解決することでシンスプリントは必ずよくなります。
実際に三玄堂には
「マッサージをしても走れるようにならない」
「低周波をかけても改善した気がしない」
「インソールでも痛みが残ってしまう」
と言われて施術を受けにこられる方が本当に多いです。
しかし、施術を受けることで
「走れるようになりました」
「先生、もう痛くありません!」
といった声をたくさんいただけています。
三玄堂の考えるシンスプリントの原因と施術
先に挙げた一般的なシンスプリントの原因であるオーバーユース。
なぜオーバーユースを引き起こしやすくなるのだろうか?そう考えてこれまでシンスプリントをたくさんみてきました。
その結果、カラダの使いかたの問題に行き着きました。
カラダがうまく使えない状態が筋肉に負荷を過剰にかかることになり、オーバーユースに繋がる。そう考えたのです。
これを踏まえ、実際にチェックをしていくと
- カラダのゆがみが強い
- 骨盤と股関節の動き・使いかたに問題がある
- 患部周辺に問題がある
という3点が共通してみられました。
三玄堂ではこの3つのポイントを解決することを目的に施術を行います。
カラダのゆがみの調整
カラダがゆがみはバランスの崩れを引き起こし、その多くが前かがみであったり、猫背のような姿勢になります。
このようなバランスの崩れた状態を支えるために足には過度な負担が生じます。
バランスのとれた状態と反対にバランスの崩れがある状態。
どちらが足への負担なくカラダを動かすことができるかは言うまでもありませんよね。
このようなカラダのゆがみは疲労とストレスからくる自律神経の乱れから引き起こされます。
そこで、三玄堂では
- 頚椎の調整
- 内蔵の調整
- 頭蓋骨の調整
の3つを基本とした施術を行います。そうすると自律神経の乱れもなく、整ったカラダになっていきます。


頚椎は脳から走る神経の出入り口にあたり、カラダにとって重要な場所です。
自律神経の中枢もあったり、姿勢に関係する重要な筋肉がたくさん存在します。
そのため、頚椎がガチガチになり、動きがスムーズでなくなることでバランスが崩れゆがみを生じます。
非常にデリケートな場所なので、あくまでソフトに頚椎にアプローチしてゆがみを調整していきます。


内臓が疲れたり、ストレスでカラダが緊張すると、カラダはそれをかばうようにします。
このとき発生するのが「カラダのゆがみ」で、たとえばお腹が痛いとお腹を中心に前にかがむ、あの感じです。
これは内臓の負担を少しでも軽くしようと、反射的にゆがませてしまっている現象。
そこで、三玄堂では内臓の施術をすることでゆがみを調整していきます。


内臓の疲労やストレスが過剰にかかると自律神経の中枢でもある脳にも影響が現れます。
その結果、頭蓋骨のつなぎ目が硬くなり、血液やリンパの流れに問題が生じます。
そこで三玄堂では頭蓋骨の調整を行うことで、自律神経の働きの安定化して血液やリンパの流れをの正常化を図ります。
その結果、ゆがみが調整され姿勢も改善されます。
骨盤と股関節の動き・使いかたへの施術

シンスプリントは足に発生する痛みですが、決して下半身だけの問題とは限りません。
代表的な例で言えば、
- 肩甲骨や肩の動き
- 胸や背中の動き
- 骨盤と股関節の動き
- 足首の動き
などに問題があってもシンスプリントに影響を及ぼすことがあります。
これは、人間のカラダは全身で繋がっていて、走る・飛ぶなどのダイナミックな動作であるほど全身の力をうまく使わなければならないからです。
なかでも最も重要な場所が骨盤と股関節。上半身と下半身の繋ぎとも言える部分にあたるからです。
三玄堂では骨盤と股関節の問題点をチェックし修正を図っていきます。施術としては
- 骨盤と股関節の使いかたを修正するエクササイズ指導
- 骨盤と股関節の調整
をおこないます。
骨盤と股関節がスムースに動くようになることでシンスプリントによる症状の改善はもちろん、その後の予防まで見据えることが可能です。
患部周辺の調整

シンスプリントを抱えた足の患部周辺には硬い部分や動きの悪い部分が必ずと言っていいほど存在します。
ゆがみを調整したり、カラダの使いかたを修正するだけでも改善は可能ですが、より早期での問題解決には患部周辺の施術が欠かせません。
患部周辺の問題の多くは筋膜という皮膚の下にある組織の問題。
三玄堂ではこの筋膜へのアプローチをおこない、患部周辺を柔らかくし、動きやすい状態にしていきます。

シンスプリントで満足に運動できなかったが楽になった


Q.施術を受ける前はどんな症状でお困りでしたか?
すねの内側に走った後に慢性的に痛みが残り満足に運動ができなかった。
Q.今まではその症状に対して何か対処はされていましたか?
冷やすくらいしかできることはなかった。
Q.実際に施術を受けてみてよかったと思ったところはどんなところですか?
走っても痛みから徐々によい疲労に変わり、普通に休めば治るようになった快適に送れるようになりました。
Q.施術以外で良かったと思ったところはどんなところですか?
股関節を診てもらったらまったくできなかった開脚が楽になった。
体に関する知識をくれたり、ストレッチの宿題を与えてくれたりなので自分の頭で考えて頑張ることができる。
Q.これから三玄堂で施術を受けようとしている方にひとことメッセージをお願いします!
自分でカラダをよくしていく喜びを教えてくれました!改善にも今後の成長にも役立ちます!
浅井さま 20歳 男性 学生
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
シンスプリントが徐々によくなるのがわかりました


ムリのない治療プランで足が徐々に治っていくのがわかりました
今から行われる治療がどのようなもので、どのような効果があるのかをていねいに説明していただけるの安心して受けることができます
適切な治療と家や部活で行うことやアドバイスのお陰で大会で良い成績を残せそうです
いつもありがとうございます
Sさま 16歳 女性 高校生(陸上部)
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

11月11日〜11月25日までに
\ご予約の方に限り/
初回 3,980円(税込)
(初診料3,300円+通常1回5,500円〜)
予約多数のため先着10名様のみ
→あと4名

解剖実習で磨いた知識と技術

日々進歩する医学情報に触れ、知識をアップデートする目的で常に勉強や研修に励んでいます。
院長はじめスタッフはこれまでに3度ハワイ大学医学部での解剖実習に参加。
とくに院長は通算3度の解剖で7体のご献体を通じて人体の構造を学んでいます。
ここで得られた知識は患者さんへの説明はもとより提供する施術に活かされています。
理論に基づいたわかりやすい説明

三玄堂では施術計画や施術内容などの説明において
わかりやすく
納得のできる
ようにお話をすることに力を入れています。
「なぜよくなるのか?」「なぜ症状が出たのか?」患者さんとの共通認識を持ちながら一緒に改善を目指していきます。
年間10回以上の講師活動を継続中

院長は2014年から2022年まで全国500名以上が所属する業界団体での講師を歴任。
これまでに講師をしたセミナーは100回以上。
今でも講師活動を積極的に行っています。
地域最多を誇る「患者さんの声」

三玄堂の施術を受けて「できないことができるようになった」という方には「施術の感想」を頂いています。
これまでにご協力いただけた数は204件。
これからも増やしていきますがこれは地域最多の掲載数。
それだけ多くの方に喜んでいただけている!という証とも言えます。




私自身も、学生時代にアメリカンフットボールをやっていた時に何度もシンスプリントの痛みに悩まされました。
周りのチームメイトも多数、シンスプリントで悩んでいました。
この世界に入ってからも、シンスプリントで悩まれている方には本当にたくさんお会いしてきました。
「この痛みさえなければレギュラーになれるのに…」
「大事な試合が近いのに…」
「練習ができず筋トレばかりでツマラナイ…」
「大好きなスポーツが全然楽しめない…」
このように、多くの方がシンスプリントからの痛みで悩まれています。
どうしたらこういったお悩みをより確実に解決できるのか?
常にベストな方策を模索してきました。
その甲斐あって、今では
- カラダのゆがみ
- 骨盤と股関節の動き・使いかた
- 患部周辺の問題
の3点にアプローチすることでシンスプリントを撃退できるようになりました。
もしあなたが
- すねを触ると痛い
- 3ヶ月以上練習を休んでいる続いている
- 着地をした瞬間に痛みが走る
- 湿布やアイシングではいっこうに改善しない
- 大事な試合の前で焦っている
など、この中からひとつでもあてはまるのなら、あなたはきっと「ココに来てよかった!」と感じていただける。そんな整体院です。
あなたはそのシンスプリントと首の症状がよくなったら、何がしたいですか??ぜひその想いをお聞かせください。
三玄堂はあなたの「よくなったらしたいこと」のために全力でサポートします。あなたのご来院を心よりお待ちしております。
お電話ありがとうございます、
はりきゅう・整骨院三玄堂でございます。