【解説動画つき】5分でわかる「自律神経」

自律神経について

よく「自律神経が乱れる」という表現を耳にしますが、実際にどんな働きがあるのか?はよくわからない人が多いのではないでしょうか。

 

このページでは

  1. 自律神経とはそもそも何か
  2. 自律神経のはたらき
  3. なぜ乱れてしまうのか
  4. どうしたら整えることができるのか

について解説していきます。

動画で見る「自律神経とは」

自律神経とはそもそも何か

簡単に言うと、自律神経とは呼吸や心拍など、自分の意思を必要とせずに自動で機能してくれるものです。

 

血圧や呼吸などの体内の特定のプロセスを調節している神経系であり、意識的な努力を必要とせずに自動的に機能するのが特徴です。

 

普段から「息を吸おう」「息を吐こう」などと考えている人はいないと思います。このように自律神経は私たちの意識の外で身体を動かしてくれている神経なのです。

 

だからこそ、自動的に働いてくれている自律神経が乱れると色々な不調が出てくることも想像に難くないと思います。

自律神経のはたらき

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に大別されます。

 

交感神経は心拍を促進したり気道を広げたりなど緊急事態にそなえる車のアクセルのような神経。

 

交感神経と聞くと知っている方は「緊張」というイメージを持たれるのはこのためです。

 

また、手のひらの発汗、瞳孔の散大、毛が逆立つなども交感神経の影響で起こります。これらはいずれも緊張した時によく起こる反応です。

 

対して副交感神経はリラックスや消化・吸収などの内臓のはたらきを促進するブレーキのような神経。

 

副交感神経は「リラックス」というイメージが強いかもしれません。休息は体力を温存し、身体を回復させる役割があります。

 

また、副交感神経は内臓を働かせて栄養などを吸収し、エネルギーを得ようとします。これは身体の回復には副交感神経の働きが重要であるとも言えます。

 

ちなみに内臓は交感神経と副交感神経のどちらか一方によってコントロールされているものと両方の神経が相反する作用によりコントロールしているものがあります。

 

例えば、血圧の上昇と低下はそれぞれ交感神経と副交感神経が担っています。これは2つの神経が協調して働くことで状況に応じた対応ができるようになっているといえます。

なぜ自律神経は乱れるのか

自律神経

自律神経が乱れやすい理由は2つ

  1. 自律神経が疲労しやすいから
  2. 中枢である背骨や骨盤のゆがみ

です。

 

例えば、緊張する場面などが続くと交感神経が働きづめになり疲労してしまいます。するとこれを制御しようと副交感神経が働き休ませようとします。

 

しかし、あまりに緊張状態の時間が多いと副交感神経までもがずっと働いてしまうため同じように疲れてしまいます。

 

疲れてしまった両神経は適切な仕事が出来なくなるため、これを自律神経が乱れている状態と表現できます。

 

くわえて、気候変動などに対しても自律神経は常に体を調節してくれています。

 

つまり激しい寒暖差や気圧の変動でも自律神経は疲れてしまいます。

 

また、上の図のように交感神経は脊髄(背骨)に、副交感神経は脳や仙髄(骨盤)に中枢があります。

 

背骨や骨盤に歪みがあると自律神経の通り道を邪魔してしまい、結果的に自律神経の乱れを生んでしまうというケースもあります。

自律神経はどうしたら整うのか

おすすめは

  • 食事
  • 運動
  • 睡眠

の見直しです。

 

自動で働いているものを意識して休ませるのはほぼ不可能です。

 

さらに、神経の中枢である背骨のゆがみを自分で整えるのもなかなか難しいです。だからこそ間接的に内臓や脳をしっかり休ませてあげるために、上記の3つが重要と言えます。

 

たとえば

  • 食べ過ぎない
  • 消化に悪いもの刺激物を避ける
  • 睡眠時間を確保する

などをおこない、自律神経を休ませるようにしてみてください。

おわりに

いかがでしょうか?

 

実際この記事を読んでも、じゃあ何から手をつければいいのか?全然分からないという方も多いのではないかと思います。

 

そういう時は専門家の意見を参考にして欲しいと思います。

そういった際は遠慮なくご相談ください。

はりきゅう・整骨院三玄堂