
今回は顎関節症の症状である
- 口を開けると痛い
- 硬いものが食べられない
- 大きく口を開けられない
- 口を開けるとズレる
といったものにどのようなアプローチをしていくのかをお話していきます。
三玄堂では顎関節症の施術を大きく分けて2つに分けます。
それは
- 顎関節症そのものに対するアプローチ
- 体全体からのアプローチ
です。
このページではこの2つのポイントについて詳しく解説をしていきます。
動画でも解説していますので併せてぜひご覧ください。
動画で解説
※再生すると音が出ます。ご注意ください。
文章で解説
顎関節症そのものに対するアプローチ

顎関節は側頭骨と下顎骨で構成されています。
ここに付着する筋肉が動く事で、口を開ける、閉じるという動作ができる訳です。
これらの筋肉が硬くなってしまったり、力がうまく入らなくなってしまったりする事で開閉にトラブルが起こります。
その為、顎関節そのものや、それを動かす筋肉へのアプローチで顎関節の状態を改善していきます。
体全体からのアプローチ
実は顎関節症の改善では、体全体の状態を改善することがより重要であると考えています。
どういうことかもう少し細かくみていきましょう。
首と顎関節
先も述べましたが、顎関節は側頭骨と下顎骨で構成されています。
その骨が動く事で顎関節は動作するのですが、実は側頭骨自体は動きません。
隣接している頭頂骨や後頭骨と、縫合という強い結合で縫い合わさっているような構造をしているので動くことはありません。
逆に、頭の周りで唯一動くのが顎関節の下顎骨になります。
なので側頭骨そのものの動きというものは無いですが、側頭骨を含めた頭が動くとしたらどんな動きをするかと考えた時、
それは首の曲げ伸ばし(顔が上下を向く動き)だと言えます。
つまり首の動きをよくしていけば良い訳です。
姿勢と顎関節
実は顎関節の動きは姿勢と密接に関わっています。
例えば、猫背になって首が下を向いた状態で口を開いてみてください。口があまり開かないのが解るかと思います。
逆に背筋を伸ばした状態で口を開くと、先ほどよりも大きく開けられるはずです。
頭というのは中々に重く、足、骨盤、背骨などが協調してバランスをとっています。
そのバランスが崩れた状態で頭にある顎の関節をスムーズに動かすのは物理的に難しいものがあります。
その為、顎関節の状態を改善するのに、体のバランスを整えることは非常に重要であると言えるのです。
まとめ
今回は顎関節症のアプローチについてお話していきましたがいかがでしたでしょうか。
ポイントは
- 顎関節そのものへのアプローチ
- 体全体からのアプローチ
特に体全体からのアプローチが重要だという考えのもと、顎関節症の改善を図っていきます。
読んでいて気になる事、解らないことがあれば遠慮なくご相談下さいね。
このページがあなたのお役に立てば幸いです。
この記事を書いた人

嘉村佳紀(かむらよしき)
柔道整復師
横浜市出身
大手整体院グループを経て2023年に三玄堂に入職
丁寧な施術と豊富な知識で患者さんの信頼を得る。得意な症状は自律神経系や頚部疾患
お電話ありがとうございます、
はりきゅう・整骨院三玄堂でございます。