バキバキの腹筋になっても腰痛が防げない理由

腹筋 腰痛

今回はバキバキの腹筋になっても腰痛が防げない理由、についてお話していきます。

 

動画でも解説していますので併せてぜひご覧ください。

動画で解説

※再生すると音が出ます。ご注意ください。

文章で解説

腰痛と腹筋は関係しているのか

腰痛の方がよく「腹筋が弱いから…」と口にされるのですが、本当に腹筋と腰痛は関係しているのでしょうか?

 

答えは、関係しています。

 

私たちの体は後ろ側には背骨という頑丈な支柱がありますが、前側はどうでしょうか。

背骨のような支柱はありません。

 

代わりにその役割を果たしているのが腹筋ということになります。

 

ぎっくり腰になった時にコルセットを巻くと痛みが緩和されるのは、コルセットが支えになり背骨の負担が減るから、つまり腹筋の代わりをしてくれるからなんです。

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腹筋と聞くと思い浮かぶのは6つに割れた筋肉かなと思います。

これは腹直筋という筋肉で、みぞおちから恥骨まで縦に伸びている筋肉です。

 

しかし、コルセットは体の周囲に巻くものでこの腹直筋とは方向が異なります。

 

つまり、腹筋を鍛えることは大切なことですが、腰痛に対していえば鍛えるべきは腹直筋ではないと言えます。

鍛えるべきは「腹横筋」

ではどの筋肉を鍛えるべきなのか。

 

それは腹横筋という筋肉です。

 

腹直筋よりも深いところにあり、後ろから前に回るように伸びている筋肉です。まさに、コルセットと同じように付いています。

 

そのため、この腹横筋は別名「コルセット筋」と呼ばれることもあります。

腹横筋の鍛え方

では腹横筋の鍛え方をご紹介します。

 

仰向けになり、

  1. 両膝を立てる
  2. 床やベッドと背中の間に手を入れる
  3. 手を押しつぶすようにお腹に力を入れる

これを繰り返します。

 

地味な運動ですが意外と難しいのでまず10回を目標にしてみましょう。

慣れてきたら膝を伸ばしたり、立った状態でやったりするとより強度が高まります。

まとめ

今回は腰痛予防に腹筋は必要なのか?についてお話していきました。

 

ポイントは腹横筋を活性化させることです。

 

腹横筋のトレーニングができるようになってきたら、歯磨きの最中や信号待ちなど、日常生活に織り交ぜていくと腹横筋を活性化させた状態を維持できるのでチャレンジしてみてください。

 

読んでいて気になる事、わからないことがあれば遠慮なくご相談下さいね。

 

このページがあなたのお役に立てば幸いです。

この記事を書いた人

嘉村

嘉村佳紀(かむらよしき)

柔道整復師

横浜市出身

大手整体院グループを経て2023年に三玄堂に入職

丁寧な施術と豊富な知識で患者さんの信頼を得る。得意な症状は自律神経系や頚部疾患

はりきゅう・整骨院三玄堂