ストレートネックの症例①

ストレートネックの症例

症例1:5年も続いている左腕の鈍痛

患者さん

57歳 女性 無職

初回来院

平成29年1月27日

症状

症状

主訴は左上肢の鈍い痛み

 

初発は5年ほど前。当時は痺れがでるほど症状が強く、入院をしたことも

しばらくして症状は軽くなっていたが1ヶ月前から再び辛くなってきた

 

整形外科で首の牽引などを受けたが逆に痺れや痛みが強くなってしまった

現在では腕を少し動かすだけでも症状が強く発生してしまう

 

再び元気になってゴルフを楽しみたい、と思い三玄堂のHPをみて来院

めまいと股関節にも症状があり、気になっている

 

施術内容と経過

検査内容と結果

◆座位

脊柱の硬さ 胸腰椎移行部(+)上部胸椎(+)

上肢外転 左(++)右(+)

ジャクソンテスト(+)痛み

 

◆仰臥位

肩関節 左(+)

上腕外側→前腕外側→拇指・示指ラインでの痺れ:知覚は異常なし

内臓:肝臓、子宮

経絡:肝経

 

調整ポイント

◆初回

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 経絡(肝経)の調整

 

◆2回目以降

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 鎖骨と手首の調整
  • 内臓の調整

などを中心に施術

 

初回施術はカラダの歪みが強かったため、優先的に調整

肩の外転も180度まで動くようになり、脊柱の動きも改善

痺れと痛みは残存していたが初回の施術はこれで様子をみることに

 

4日後に2回目の施術。鎖骨をチェックしたところ、痺れと痛みがほぼ消失

鎖骨と手首、胸周囲の筋肉の調整をおこない、痛みと痺れがだいぶ改善したので2回目の施術もこれで終了。ご本人も不思議そうな顔をされつつ帰宅

 

3回目の施術では痺れと痛みが気にならないレベルまで改善された

めまいも気にせずゴルフで全ホールを問題なく回ることもできて、とても楽しかったと喜んでおられました

 

現在は股関節の痛みの改善を目的とした施術に移行している

 

考察

多少の痛みや不調であれば自力で回復することもできます

しかし、このケースではカラダの歪みが強く、それができなかった…

だからまず施術では歪みの調整にターゲットを絞りました

 

改善までのフローを振り返ると

歪みを改善する

→回復しやすい状態になる

→痺れの原因は?神経?

→負担のかかる神経の特定

→改善

という流れに

 

早期で改善できたのはこのフローがうまく構築できたことにあると考えられます

 

症例2:めまい・吐き気を伴うストレートネック

患者さん

33歳 女性 会社員

初回来院

平姓29年2月2日

症状

症状

症状は

  • 首の痛み(動かすと痛い)
  • めまい
  • 吐き気
  • 頭痛

 

発生機転は以下の通り

2ヶ月前に電車で気を失い転倒→首が痛くなる

病院でCTやレントゲンを撮り、ムチウチとストレートネックと診断

肩周りをよくほぐすように言われる

 

来院前日は痛みが強くて首が殆ど動かせない状態だった

→左後頭部に強い頭痛を伴う

 

施術内容と経過

検査内容と結果

◆座位

 

頚部運動痛

・右回旋痛(++)

・左右側屈痛(++)

・前後屈痛(+)

上部頚椎のアンバランスあり

 

◆仰臥位

左仙腸関節ロック

 

内臓:膵臓

感情ストレス

蝶形骨左側屈

 

調整ポイント

  • 硬膜(頚椎・骨盤)の調整
  • 感情ストレスの調整
  • 内臓(膵臓)の調整
  • 頭蓋骨(蝶形骨)の調整

などを中心に施術

 

初回施術は頚部の運動痛が10→5程度に軽減

さらに上部頚椎の調整を行い、10→3まで軽減したところで初回は終了

 

 

 

2回めの施術時にお話をお伺いすると、

「首は痛みくないけれども違和感があるレベル」

とのこと。かなり良い方向へ向かっていることが確認できました

 

この調子で調整を重ねていけば大丈夫そうです

 

考察

今回のケースでは次のようなフローが見て取れます

 

ストレス・膵臓の疲労→カラダの歪み→頚椎のアンバランスが発生

→症状に至る

 

このように施術前の検査で問題点が的確に洗い出せたこと

これが良い結果に繋がったのだと思われます

 

三玄堂ではこのように施術前の検査をとても大事にしています

検査8割施術2割

なんてこともよく言ったりしますが、まさにそのとおりですね

 

ストレートネックで上手く付き合っていくしかない…

そんな話をされる方も多いですが、大丈夫です

きっと今よりもよくなります。ぜひご相談ください

 

はりきゅう・整骨院三玄堂