オスグッドでもOK!膝を曲げると痛い人でもできる太もものストレッチ

太ももを曲げないストレッチ

今回は太ももの前側(大腿四頭筋)を膝を曲げずにストレッチする方法、についてお話していきます。

このページではそのやり方をご紹介していきます。

 

動画でも解説していますので併せてぜひご覧ください。

動画で解説

※再生すると音が出ます。ご注意ください。

文章で解説

よくある太もものストレッチ

四頭筋のストレッチ 一般

一般にみなさんが想像する太もものストレッチは写真のようなものではないでしょうか?

 

膝の痛みや腰痛の改善に対して行うこともあるのでやったことがあるという方もいるかと思います。

 

特に小・中学生の膝の痛み、オスグッドになっている場合、整形外科の先生から太ももの前側をストレッチするように言われる方が多いようです。

 

ただ、オスグッドは膝を曲げる、しゃがむ、などの動作で痛みが出るのにこのストレッチをするのは適切なのかな、と疑念が湧きます。

 

であるならば、膝を曲げずにストレッチをすれば痛みもなくケアできるのではないかということで、ご紹介していきます。

やり方

はじめに、このストレッチは一人ではできません。やる側と受ける側でペアになって実施します。

 

受ける側はうつ伏せで寝ます。

 

流れとしては

 

  1. 伸ばしたい側の太ももを持ち上げる
  2. ストレッチする人の膝を脚とベッドの間に入れる(枕やクッションでもOK)
  3. 持ち上げた側の骨盤を手で押さえる

 

です。

 

骨盤を手で押さえる際は、骨盤ごと手のひらで押さえる方法と大転子という股関節の出っ張りを押さえる方法の2通りありますが、どちらでもやりやすい方で大丈夫です。

 

イメージは反対の骨盤と同じ高さになるように浮き上がった骨盤をベッドに押し付けていきます。

 

これだけでもかなり伸びる感じがあると思うので、息が止まることなく自然呼吸ができる程度の強さで30秒ほどゆっくりと押し付けるようにしましょう。

さらに強く伸ばしたいときは

応用として、さらに強く伸ばしたい時は、骨盤を押し付けながら膝を曲げます

 

この時に

 

  • 膝をまっすぐ曲げる    →太ももの真ん中の筋肉
  • 足が内側になるように曲げる→太ももの外側の筋肉
  • 足が外側になるように曲げる→太ももの内側の筋肉

 

をストレッチすることができます。

 

ただ、あくまでも応用なので基本は膝を曲げずに、痛みのないように浮き上がった骨盤を押すことが大切です。

ストレッチの注意点

このストレッチは恐らく皆さんが今説明を読んで感じている以上に刺激が強いです。

 

なのではじめは軽めに伸ばしていくことに留意してください。

 

筋肉の特徴として、もとの長さから30%以上伸びると痛みを感じ、反対に縮もうとする性質があるため、結果的に逆効果になってしまいます。

 

ですので、ストレッチは軽めに談笑しながらくらいがちょうど良いです。

まとめ

今回は膝を曲げない太もものストレッチについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?

 

ポイントは浮き上がった骨盤をしっかり押さえること。

そしてなにより痛みを感じるまでやらないということです。

 

読んでいて気になる事、解らないことがあれば遠慮なくご相談下さいね。

 

このページがあなたのお役に立てば幸いです。

この記事を書いた人

嘉村

嘉村佳紀(かむらよしき)

柔道整復師

横浜市出身

大手整体院グループを経て2023年に三玄堂に入職

丁寧な施術と豊富な知識で患者さんの信頼を得る。得意な症状は自律神経系や頚部疾患

オスグッドについて詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

はりきゅう・整骨院三玄堂