体に不調を抱えている方の多くに共通しているのが「猫背」です。
今回はそんな猫背を改善する方法をご紹介します。
その方法とはズバリ”胸をほぐす”です。
こちらについて以下の5項目に分けてお話していきます。
- なぜ胸をほぐすのか?
- チェック方法
- ケア方法
- ほぐす際の注意点
- こんな方にオススメ
動画で解説「胸骨マッサージ」
なぜ胸をほぐすのか?
猫背なのになぜ胸?と思った方もいるかと思います。
図は背中が丸くなっている、典型的な猫背の状態です。
こうなると後ろ側の筋肉や脂肪といった組織は伸びた状態になります。
反対に、前側の組織は縮こまった状態ですね。
ここで考えてみて頂きたいのが、もし手でどちらかを緩めるとしたら、引きの伸ばされている筋肉と縮こまっている筋肉のどちらを緩めると効果的なのか、です。
もうお解りかと思いますが、縮こまった方を緩めた方が効果的です。
このことから、猫背を改善する為のケアとして、縮こまった前側を緩めることの方が良いことがあると言えるのです。
チェック方法
では、どんな時にこの前側をほぐせば良いのか、そのチェック方法をご紹介します。
ご自身の指4本で胸の部分をさすります。
ちょうど上の図でいう胸骨というネクタイ状の骨の上をさすっていきます。
次は胸骨の両端です。ここは胸骨と肋骨が関節しているところなので、縮こまっているとコリが出やすいです。
これらのチェックで痛みを感じた場合は次のケアに進みましょう。
ケア方法
では実際のケア方法についてお伝えします。
と言っても特別なことは無く、チェック方法と同様に胸骨をさするだけでOKです。
さすった際に痛みや違和感、もしくはやっていて気持ちいいと感じるところを中心にほぐしていきます。
逆に痛みや気持ちよさ等、何も感じないところは飛ばして大丈夫です。回数としては胸骨を上下に分けて、上半分20回、下半分20回でやってみてください。
これはひたすらに回数をこなせば良いという訳ではないので、一回一回を大事にケアしていきましょう。
ほぐす際の注意点
次に注意点についてです。こんな時はやらない方が良いという点ですね。
当然ですが打撲や腫れなどの怪我や傷があって触れるだけで痛い、という時はやらないでください。
あとは前述した通り、一回一回をきちんと行うことで短時間でも効果が出るものですので、
・必要以上にたくさんほぐす
・力任せにグリグリほぐす
というのも控えましょう。
こんな方にオススメ
次にこんな方はこのケアをやると良い、というものをご紹介。
猫背の方は勿論ですが、逆流性食道炎やストレートネック、自律神経の乱れで呼吸が浅い、腕・肩が挙がりにくいという方にもオススメです。
逆に言えば、猫背になるとこのような症状が出てしまう可能性があるということなんです。
それくらい姿勢というのは体に与える影響が大きいものです。
ですので1日1分でも良いのでこのケアをやってみてください。
皆さんのセルフケアの一助になることを願っています!
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